2010年9月29日水曜日

18分間の寄り道


TED(Technology Entertainment Design)は、毎年カルフォルニア州ロングビーチで開催される講演会。学術・エンターテイメント・デザインなど様々な分野の人物が集い、講演を行っている。スピーチの時間は、ひとり18分間。
"講習会"なんていうと、退屈で睡眠欲をかきたてるものを想像しちゃうけど、TEDに登場する人たちのスピーチはオモシロイ!聴かせるスピーチというか、見せるスピーチなんですよ。ただ単にショー的なわけではなくて、本当に内容が興味深いものばかりなんですよ。
そんなTEDがどんな雰囲気かは、この動画で分かってもらえるんじゃないでしょうか


そして、その講演を無料配信してくれているのが、このTEDトーク(TED Talks)
もちろん、スピーチは英語なんですけど、「英語のスピーチなんぞ聴いても分からん!」という人もご安心を。世界各国の翻訳ボランティアによって、数多くの動画に字幕がつけられています。日本語字幕がついている動画もたくさんありますよ。翻訳ボランティアさんに本当に感謝!ありがとう!!



そんなTEDトークから、いくつか動画を紹介しますね。


※「View Subtitles」から「Japanese」を選択すると日本語字幕で見れます。


この動画を初めて見たときは本当に感動しました。
実は、この動画でTEDのことを知ったんです。
ジャチェック・ウツコはポーランドのデザイナー。低迷する『新聞』をRE DESIGNすることで、購買数を100%まで回復させた話。紙媒体での可能性ってまだあるかも!って思わせてくれる話で、速攻知り合いのデザイナーさんたちへメールしたのをおぼえています。



※「View Subtitles」から「Japanese」を選択すると日本語字幕で見れます。

最近、ジュリア・ロバーツ主演で映画化になった世界的ベストセラー「食べて、祈って、恋をして 女が直面するあらゆること探究の書 」の著者エリザベス ギルバート(Elizabeth Gilbert)さんの講演。
天才と呼ばれる芸術家(クリエイター)の苦悩、「アイデアが降りてくる」などといわれる創造の瞬間の奇跡を語ってくれています。
魅力的な人柄が感じられるスピーチですよ(本当は、やっぱり美人なんだなぁーとか思いつつ見たんですけどね)。


※「View Subtitles」から「Japanese」を選択すると日本語字幕で見れます。

ダニエル・ピンクは、アメリカの作家。あのアル・ゴア副大統領の首席スピーチライターを務めたりしていた人です。
現代のクリエイティブな仕事に関して、何かしらの褒美をあげるということが逆に作業効率を下げてしまうという実験に基づいた興味深いお話です。
従来のアメとムチ(アメとムチ=信賞必罰)による動機づけではない「やる気」(内発的動機づけ)の必要性を訴えています。
そういえば、「成果報酬」という考え方が日本の企業にもてはやされましたが、どうなんですかね?
最近の著書「モチベーション3.0 持続する「やる気!」をいかに引き出すか」は、大前研一さんによる和訳で出版されています。




他にも、コレは面白い!っていうスピーチ動画がたくさんあるはず!!

ちょっとネットサーフする時間ができたら、ぜひ、『18分間の寄り道』してみてくださいね。


TED | Translations | Talks in Japanese
TED: Ideas worth spreading

※このスピーチ動画オモシロイよ!っていうのを見つけたら、ぜひコメントやTwitterで教えてください!!お待ちしてます!!!